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合成ゴム

 合成ゴムとは、ゴム状弾性を示す合成高分子材料をいう。特に、スチレンとブタジエンを化学的に乳化重合して作るスチレンーブタジエンゴム(SBR)は、最初に作られた合成ゴムで、現在も全合成ゴム生産量の50%以上を占めています。 その他には、ブタジエンゴム(BR)、ブチルゴム(IIR)、エチレンープロピレンゴム(EPM、EPDM)、ニトリルゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、フッ素ゴム、ウレタンゴムなど、多種多様の合成ゴムが開発されています。
 
 合成ゴムは、加熱すると柔らかくなる点では、熱可塑性樹脂と似ているところがありますが、加熱しても完全には溶融せず、粘ちょうな液体を保持します。 合成ゴムの性能は、組成によって異なりますが、天然ゴム(NR)に比較して、概略、次のような性能を持っています。
 
 ①耐熱性、耐寒性に優れる
 
 ②耐屈曲、耐亀裂性に優れる
 
 ③耐摩耗に優れる
 
 ④耐老化性に優れる
 
 ⑤圧縮永久ひずみ、永久伸びが小さい
 
 合成ゴムを乳化し、接着剤やセメント混和用ポリマーとして、また、目地材や防水材などにも広く利用されています。 また、接着剤は広い意味でエラストマー接着剤(弾性接着剤)ともいわれています。
 各種合成ゴム系の材料は、以下のものがあります。
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