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ポリサルファイド系ゴム

概要

ポリサルファイドは、エチレンジクロリドと多硫化ソーダで作られ、アメリカ・チオコール社の商標「チオコール」の名で通称されています。

図 ポリサルファイドの構造

液状のポリマーで、1成分系と2成分系がある。1成分系は、空気中の水分と反応して、表面から硬化する湿気硬化型です。2成分系は、主成分であるポリサルファイドが、硬化剤の触媒により、反応して硬化します。

一般的な特徴と用途

 ①気体および蒸気の遮断性、耐候性、耐オゾン性に優れる
 
 ②耐酸、耐アルカリ性に優れる
 
 ③耐油性、耐溶剤性に優れる
 
 ④使用時には、硫黄臭がする
 
 ⑤1成分系と2成分系共に、建築用シーリング材として利用される

使用上の注意点

 ①ムーブメントの大きい金属カーテンウオールの目地、金属笠木目地への使用はひかえる
 
 ②表面仕上げ材や塗料を変色・軟化させることがあるため、表面に塗装する場合には、汚染防止処理を行う必要がある
 
 ③施工時の気温(雰囲気温度)により、可使時間や硬化時間が大きく変化するため、十分に注意する
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