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「先生の本当の、「お顔」を見せて!」と言う子も。

2023-08-19
ベテラン保育士が警鐘を鳴らす、「マスク保育」の影響!!!
 「All About」さんによると、2020年3月2日から突然始まった「全国一斉休校」。同時に子どもから大人まで、マスクの着用が日常となり、食事中の「黙食」も園や学校生活の日常になっていった。2023年7月、京都大学や筑波大学などの研究グループは、「コロナ禍を経験した5歳児にコミュニケーション能力などに関して、約4カ月の発達の遅れがある」とする調査結果を明らかにした。長期的な影響は未知数だが、「保育士の感情が、スムーズに伝わらない」、「口元のもぐもぐや、あーんの動きが伝わらない」など、マスク生活による子どもたちへの影響を懸念する保育士らの現場の声は、コロナ禍が始まった当初から上がり続けていた。現場ではどんな影響を感じていたのか。愛知県で40年以上保育士として子どもたちに寄り添う、社会福祉法人熱田福祉会の理事長・平松知子さんは、マスク社会の影響を懸念する。

 3年間、コロナ禍がスタンダードな世界で育ってきた乳幼児

 「この3年間、3歳までの子はコロナ禍がスタンダードな世界で育ってきたわけです。家族以外の大人たちは顔が半分しか見えない。そんな中で、暮らしてきたんですよね。口元が見えないという状況が、感情の読み取りに影響ないわけがないと思っています」(以下、平松さん)。

 保育士らがマスクを着用する環境で育つ中、先生の「本当のお顔」を求める園児もいたそうだ。「あるとき3歳児が、先生のマスクの下のお顔を見せて!、と言ってきたことがありました。子どもの気持ちを考えると、切なかったです」。2023年5月、新型コロナウイルスは感染法上の分類が、2類から5類へと移行し、保育士らもマスクを取り始めた。ところが、初めて体験する「マスクなしの日常」に、乳幼児たちは動揺を見せたと平松さんは話す。「保育士がマスクを取ると、泣き出した0歳児がいました。人見知りで泣いたんです。大好きな担任の先生なのに、その子にとって先生のお顔はマスク込みの認知だった、ということです」。いま、保育士のマスクが外せるようになり、改めて表情で伝えることの重要さを実感しているという。「保育士たちは、口元を見せて表情豊かに絵本を読めること、みんなで歌を歌い合えることの幸せをかみしめています」。

 5類移行後もマスクを手放せない園児、奪われた経験への配慮も必要

 周囲がマスクを外す流れの中でも、マスクがないことに不安を感じて手放せない園児もいるという。「裏を返すと、それだけ3年間ずっと「マスクをつけなさい」と、言われてきたということです。子どもたちは、本当にコロナ禍をがんばって生きてきました。行きたいところにも行けない、遊びもがまんしなくてはいけない、おじいちゃんやおばあちゃんにも会えない。遠足もなくなりました。子どもたちなりに、コロナだから仕方がないと、受け入れながらやってきたんです」。2020年から続いたコロナ禍の3年間を、「何歳のときに過ごしたか」が、これからの重要な配慮のポイントとなるのではないかと平松さんは考える。「コロナ禍が、生まれてからの3年間だったのか、小学校入学前後の3年間だったのか、または思春期だったのか。修学旅行や体育祭など、楽しいことが経験できずに過ごした人たちなのか。大学の授業が、すべてオンラインだったのか。コロナ禍を過ごした環境への、こうした配慮は必要になってくると思います。例えば、今年度新しく入ってきた職員は、大学・短大時代はほぼ全てコロナ禍だったという世代。先輩たちとサークル活動をしたり、文化祭や体育祭を作ったりする経験がないまま、社会に出ているわけです。仲間と悩みを共有できる同期の食事会をやりましょう、となってもやり方が分からない。だから理事長である私自ら、スマホを使って食事会の設定の仕方を教えています。そういう年代に、合わせた配慮が必要になってきます」。

 つながりが途絶えた保護者のネットワーク

 コロナ禍で奪われた機会への配慮が必要になっている世の中、「同じことが、お母ちゃんやお父ちゃんたちにもいえる」と、平松さんは考える。コロナ禍で、新米ママの「ママ友ができない」という、定番のお悩みが激減したと聞いたことがあるからだ。「これは、コロナ禍で多くの人が友だちを持たなくなったから。たしかに、ママ友の煩わしさはなくなったかもしれない。でも、一人で子育てしてるってことを考えると、コロナの影響は大きいなって思います。コロナ禍では保護者の集まりも、バザーも夏祭りもなくなり、大人同士のつながりがなくなってしまったことで、直接要求を言えなくなったという話を多方面から聞きます。例えば、園に対する要望も、直接園に伝えるのではなく自治体に言う、SNSの一部でだけ投稿して溜飲(りゅういん)を下げるというケースも見られます。父母会があったときは、その場で話し合えていたことも、直接は言えなくなっているんです。3歳くらいまでの子のお母ちゃんは、コロナ禍、たった一人で分娩台に上がって出産してきた人たちです。孤独の中で子育てが始まり、これまでがんばってきました。だから、人と一緒に子育てするのは、まさにこれから。「助けて!、って言ってもいいんだね」、「うちも同じー!」、「雨の日はどこに遊びに行ったらいい?」といったようなことが、今までSNSやウェブからしか情報を得られなかったのが、生身の保育園のお友だちの父母と話したり、一緒に遊んだりできるというのが、今やっと始まり出したところなんです。コロナ禍で、子どもたちもがんばってきました。だからこれからは、みんなで「わちゃわちゃ」おしゃべりして、自分の思いを言ってみたらなんとかなった!、という経験を味わわせてあげたいし、一人よりみんなで遊んだ方がずっと楽しいということを、保育園の中ではいっぱい経験させてあげたい。同時にお父ちゃんやお母ちゃんたちも、そういう感じで子育てを楽しめばいいんじゃないかなと思います。大丈夫。これからの社会生活で、子どもの発達も大人同士の関わりもどんどん豊かになっていけますよ」。

 マスク着用が「個人の判断」となってから約5カ月、新型コロナが5類に移行して約3カ月。少しずつ、「脱マスク」は進んできた。多くの幼児がマスクを外すようになった一方で、思春期の子どもたちの間では、マナー化して浸透しているケースもあり、長期化の様相を呈している。特に公共の場や学校、塾などでは、集団主義や同調圧力の影響もある。子どもたちの豊かな未来のために、大人ができることは何か。「顔を見せない社会」が、私たち大人に問いかけている。ということです・・・。

 なるほどね( ̄0 ̄)~、確かにわたしも「コロナ禍」に知り合いになった方々のマスクを外した顔を見た時は、場合によっては印象がかなり違う故に、少々驚くこともありますね(・_・)(._.)。一時期では「顔パンツ」といわれたこのマスクではありますが、5類移行後の最近では「外されている」方が多くなっていますね。「スーパーマーケット」や「コンビニエンスストア」など、つけている方は珍しくなってきました。一方で「病院」や「高齢者施設」では、いまだにマスクの着用が必須となっている場所もあります(・_・)(._.)。新型コロナウイルス感染症、このまま「かぜ」同様の扱いになることを願うばかりです。
 日本の南東で熱帯低気圧が発生、来週中頃に西日本接近!!!
 「ウェザーニュース」さんによると、日本の南東の海上に小さいながらも雲の渦が現れていて、この渦が熱帯低気圧と解析されました。周辺は発達した雲がないため、衛星画像ではまだはっきりとしません。ただ、渦の南側には東西に伸びる活発な積乱雲の帯があり、今後はこの雲を巻き込みながら大きな雲の渦になると見通しです。周辺の海域は海面水温がそれほど高くはなく、熱帯低気圧の発達にはそれほど適した条件になっていません。そのため、現時点では台風勢力まで発達することはない見込みです。
ということです・・・。
「ウェザーニュース」さんのホームページから。
 来週半ば以降、またまた不安定な天気( ̄0 ̄)となりそうですね。暑さも、「トーンダウン」してくれればいいのですが」???。早く秋の気配を体感したいものです(・_・)(._.)。

 それでは、(-_-)zzzなさい。あしたもいい日でありますように・・・。 

韓国、7月の日本ビール輸入量が最高記録を更新!!!

2023-08-18
韓国ネット、「ビールはアサヒ」、「韓国のより飲みやすい」!!!
 「Record China」さんによると、2023年8月16日、韓国・京郷新聞は、「先月の日本ビールの輸入量が大幅に増加し、7月として過去最高を記録した」と伝えた。

 記事によると、7月の日本ビールの輸入量は、前年同期比239.0%増の7985トンだった。統計が開始された2000年以降、7月として過去最高となり、日本政府が対韓輸出管理を強化した、2019年7月の輸入量(5132トン)はもちろん、その前年の2018年7月(7281トン)の記録も上回った。7月の日本ビールの輸入量は、韓国のビール輸入量全体の35.5%を占め、中国(3141トン)、オランダ(2696トン)、ドイツ(1881トン)、ポーランド(1639トン)、アイルランド(843トン)、米国(656トン)を抑えて、1位となった。

 日本ビールについて、韓国のネット上には「ビールはアサヒに限る」、「アサヒ、サッポロのビールは韓国のビールより飲みやすくておいしい」、「キンキンに冷えた、キリンの一番搾りを飲むことが夏の最高の楽しみ」、「アサヒの生ジョッキ缶は、売れすぎて常に品薄状態。なかなか買えないのが悲しい」、などの声が上がっている。ということです・・・。

 なるほどね(^0^)~、わたしもね・・・、「生ジョッキ缶」は頻繁に購入して飲んでいます。アサヒビールさんは、ヒット作こそ少ない( ̄0 ̄)ものの、やはり「スーパードライ」については最高のビールではないかと思います(・_・)(._.)。
 週間天気予報、来週も不安定な天気 ゲリラ雷雨の可能性も!!!
 「ウェザーニュース」さんによると、来週中頃にかけては晴れるところは多いものの、南からの湿った空気の影響で不安定な天気の日が続きます。厳しい残暑もおさまる気配はありません。







「ウェザーニュース」さんのホームページから。
 晴れてもゲリラ雷雨の可能性

 来週中頃にかけては晴れる日が多いものの、高気圧の縁をまわって南から暖かく湿った空気が日本列島に流れ込みやすいため、内陸や山沿いを中心に雨雲が発生しやすい状況です。特に地上の気温が高くなる午後を中心に、夕立やゲリラ雷雨の発生する可能性が高い日が続きそうです。

 8月下旬も厳しい残暑が続く

 暖かく湿った空気の流れ込みが続くため、気温も高く蒸し暑い日が続きそうです。平年であれば最も気温が高いのは8月の前半ですが、下旬になっても最高気温が35℃以上の猛暑日となるところもあり、厳しい残暑となりそうです。

 引き続きこまめな水分補給を心がけるなど、熱中症予防を続けてください。十分な睡眠や栄養補給も熱中症予防の基本です。体調管理に注意してください。ということです・・・。

 ここ数日は、雨が降りそうで降らない、蒸し暑い日が続いています。来週も同じような天気になる( ̄0 ̄)と思うと、うっとうしい気分になりますが、熱中症対策など健康管理には十分気をつけたいものです。

 それでは、(-_-)zzzなさい。あしたもいい日でありますように・・・。 

「娘にとって私は外れなのかな」、「プレッシャーでしかないです・・・」!!!

2023-08-17
 若者言葉、「親ガチャ」に苦しむ子育て世代!!!
 「J-CASTニュース」さんによると、子どもは親を選べず、生まれた家庭で人生が決まる。近年、「親ガチャ」というワードが急速に広まる中、子どもから親ガチャ失敗と言われるのではないか、もし自分が子どもを持ったら親ガチャ失敗に違いない、と不安を抱える子育て世代がいる。この言葉は、若者世代を中心に、「親ガチャ失敗した」と自分の境遇を嘆くように使われる。しかし最近では、他人の家庭の経済状況や親子関係などに対し、第三者が「親ガチャ失敗ですね」と、批判する際に使われることも少なくない。一時的な流行語として終わらず、定着した感がある親ガチャ。この言葉に不安や悩みを抱える子育て世代3人に話を聞いた。

 子どもは親を選べず、生まれた家庭で人生が決まる

 「現代用語の基礎知識2023」(自由国民社)は、親ガチャを以下のように説明する。

 親ガチャ:「子どもは親を選べない」・・・、それをカプセルトイという抽選式の玩具購入方式の呼び名や、中身がランダムで決まるソーシャルゲームのアイテム課金方式になぞらえたインターネットスラング。自分の親が「当たり」か、「外れ」なのかは、主に(1)経済的要因、(2)遺伝的要因、(3)関係的要因という3点から、評価されると同書は指摘する。つまり、親の経済状況、容姿や身長といった遺伝的要素、親子の関係などで自分の人生が決まるという考えだ。2021年の「新語・流行語大賞」トップ10に選ばれたこの言葉は、同年の「大辞泉が選ぶ新語大賞」でも大賞に選ばれた。その後も、2023年度の大学入学共通テストで、「親ガチャ」を想起させる問題が出題されて、SNSで話題になった。

 親ガチャが話題になった当時は、この言葉の是非についてメディアでも盛んに議論になった。しかし最近では、新聞やネットニュースの見出しや本文で、「親ガチャ」というフレーズが、当たり前のように登場することも少なくない。「子どもは親を選べず、生まれた家庭で人生が決まる」、という考えが定着しつつある中、親ガチャを指摘される側の子育て世代はどのように感じているのだろうか。

 「親ガチャという言葉は、プレッシャーでしかない」

 金銭的に余裕のない家庭に生まれた娘にとって、私は親ガチャ外れなのかな。そんな思いを打ち明けるのは、西日本在住で専業主婦のミサキさん(仮名・30代)だ。同い年の夫と0歳の娘の家族3人で暮らしている。地元の国立大を卒業したミサキさんは、地元の零細企業に就職。婚活パーティーで知り合った夫と30歳のときに結婚した。当時の世帯年収は約600万円だったが、ミサキさんは出産を機に会社を退職せざるを得なかったため、現在は約300万円で暮らす。「子どもを持つべきかどうか」を悩んでいたミサキさんは、当時の不安を次のように振り返った。

 「出産や子育てにかかる費用、日々の生活費など、今の収入ではお金が足りないのではないかという不安がありました。何とかやりくりするしかないですが、みんなが持っているおもちゃを買ってあげられない、旅行に行けないなど娘に悲しい思いをさせてしまうのではないか、という不安もありました」。現在も、家庭の状況について不安や悩みを抱えている。1LDKの賃貸物件に3人で住むには、狭く感じるものの引っ越しする費用がない。育児の難易度が高くて全く思うようにいかない。求職活動をしているが、0歳の娘がいる自分を雇う会社はあるのか。

 娘にとって、親ガチャ失敗なのではないかと思う理由について、ミサキさんは「まず私が親になるほど成長できていなかったように思います」と、吐露する。「産後うつになってしまい母に手伝ってもらってばかりで、娘と2人の時は一緒に号泣したり、何も分からない娘にイライラしたり怒ってしまったりと、心にほとんど余裕がないです」。経済的にも、全く余裕がないというミサキさん。「これから先、娘がやりたいことや欲しいものを、叶えてあげられないことも多いのかな」と、懸念もある。妊娠前に親ガチャという言葉を知った時は、「上手いこと言うな」と感じた。子どもが行きたい学校に通えない、就きたい仕事に就職できないといったことは、家庭環境の影響で十分あり得ると共感を示しつつも、次のように語った。「年収が低いことを、「努力不足」と言われることも多いように感じますが、努力だけではどうにもならないこともあると思います(私の場合は、たしかに努力不足なのかもしれませんが)。実際親になってみたら、親ガチャという言葉はプレッシャーでしかないです」。

 育児と仕事の両立で、また産後うつのような状態になるのではないか、働いても給料が上がらない、理想の母親像と自分がかけ離れている、そんな不安を抱えながらも、ミサキさんは今の状況をどうにか解決に向かわせたいと述べる。「出来ることなら、娘の近くで成長を見守りたいですが、現状を改善するには泣く泣く保育園に預けて働くしかないと思っています」。「親にされたことや、教えを娘に押し付けてしまうのではないか」。子どもから、親ガチャ失敗だと思われたくないと感じる子育て世代もいる。

 関東在住で、医療関係の仕事に就くアイさん(仮名・29歳)は、幼いころから両親のしつけが厳しかったため、0歳の娘に「知らず知らずのうちに、親にされたことや教えを娘に押し付けてしまうのではないか」と、思いを口にした。アイさんは小学生だったころを振り返り、マラソン大会や習字大会で入賞した表彰状などを自宅に持ち帰って報告しても、親から一切の興味を示されなかったと語る。一方、兄の表彰状は額縁に飾られていた。「これが原因かは定かではありませんが、とても自己肯定感が低い子どもだったと、現在は感じております。何をするにも、親の反応を一番に考える子どもだったんです」。そんな両親から、絶縁を切り出されたことをきっかけに、今では一切の交流はない。アイさんが親になってから、「当時の母は、家事に仕事に育児と1人で全て背負っており、大変だっただろうな」と感じたというが、親になったからこそ、両親のしつけは過剰だったとも感じている。現在30歳の夫と、0歳の娘の3人家族で暮らしているアイさんが、両親の考えに自らの思考が支配されていると感じたのは、夫に出会ったことがきっかけだった。

 育児が大変で、家事に手が回らないときに「出来ない自分に問題がある」と考えてしまうが、夫は「出来ないものは、出来ないのだから諦めたりやらなかったり、外注したりしよう」、と考えるという。なぜアイさんは、そう考えてしまうのか。その理由を「親から努力するようにとか、「狭き門より入れ」というように、楽より大変なことをした方が人間は成長するというしつけを受けてきたから」だと、分析している。

 親に言われたことが、自分の価値観になっているというアイさんは、親のしつけは極端で良くなかったと思いつつも、その価値観を無意識のうちに、娘に押し付けてしまうのではないかと不安になると、心境を打ち明ける。親ガチャについて、「私は、言葉の通りだと思います」とするアイさんは、次のように共感する理由を説明した。「親ガチャに対して批判的に言う方は、綺麗事だと思ってます。もしくは、自分が恵まれた環境で、不自由さを感じたことがないからなのではと思います。よく育ててもらった親に、失礼だとかそういう意見を目にしますが、人間として当たり前の生活を子どもが送れるように親が努めるのは、子どもを作った以上親の責任だと思います」。今抱えている不安は、今後解決に向かいそうなのか。そう尋ねると、「正直分かりません。これから成長する娘に同じことをするのでは、と思うと不安です」と述べた。「自分も子どもに、虐待して私と同じ思いをさせちゃうのが嫌」。

 自分が子どもを持ったら、親ガチャ失敗に違いない。そんな思いで、子どもを持たない決断をした30代の女性もいる。関東在住で、保険関係の仕事に就くミホさん(仮名・30代)は、40代の夫と2人で暮らしている。現在は医師から、心因性の病気と診断されたため、仕事を休職している。幼いころから、母から虐待を受けていたと話すミホさんは、子どもが好きじゃないと公言していた夫と結婚する時に、「子どもは持たない」と、2人で決めた。大学に入学するまで中部地方に住んでいたミホさんは、幼少期を次のように振り返る。「私の母は結構ヒステリックで、当時は気に入らないことがあると、途中で家を出て行ったり、物を投げたり、分厚い漫画雑誌を投げつけたりすることが結構あって。イライラして爆発すると何でもしちゃう人で、私が高熱で寝込んでいたのに、家を出て行かれちゃうこともありました」。「お前を、産まなきゃよかった」、「お前を産んだせいで、不幸になった」・・・、こうした言葉を繰り返し言われたミホさんは、ストレスの影響で幼少期の記憶の一部がないという。中高時代には、精神科医に「君が受けているのは虐待だから、一回お母さんから離れよう」と言われ、一時的に入院することもあった。服は3回以上着ないと洗濯できず、風呂に入れないときもあった。シャンプーがもったいないという理由で、母から髪を短くされることも続いた。

 ミホさんが子どもを持たないと決めたのは、「自分に子どもができた時に、虐待するかもしれない。そんな人間が子どもを持つのはどうなんだろう」と、感じているからだ。「自分も子どもに虐待して、私と同じ思いをさせちゃうのが嫌だなという思いが強くて。私は母にちゃんと愛されなかったことがすごく嫌で、苦しかったので。その思いを自分の子どもにさせたくないので、「持たない方がいいな」と、思っていて」。ミホさんの母も、ミホさんの祖母から虐待を受けていた。「私自身、どうしても虐待の連鎖を信じてしまっています。母も、母の母、つまり祖母から結構酷い扱いを受けていたって聞いてます」と話す。大学生のころ、母から「私は学校に行くのに制服も買ってもらえなかったけど、私の妹は買ってもらっていた」という話も、聞いたことがあるという。また、ミホさんの父の親戚が住む、中部地方にミホさん一家は住んでおり、ミホさんの母は父の親戚から「なんで第1子で女(編注:ミホさん)を産んだんだ」と、責められることもあった。ミホさんに弟ができたのは約6年後のことだった。

 「親の経済状況にまで発展しちゃってて、それは違うんじゃないか」

 父はどうだったのか。ミホさんは、「男尊女卑みたいなところがあって。母の育児とか家事に口を出すもんじゃないと思ってるんですよ」と、振り返る。当時都内に務めていた父が中部地方の家に帰宅するのは、月に1、2回程度だった。都内の大学に進学することに反対していた母と違い、父は許してくれたが、「積極的に子どもを保護したりせず、母が苛立っているときに私を責めたりすることもありました」と語る。大学に進学するタイミングで、父は癌で亡くなったという。大学に進学したミホさんは、体調を崩して中退することになる。その後はフリーターとして仕事を転々としながら、病院に通いつつ1人暮らしを続けた。そこで出会ったのが、現在の夫だ。結婚後もパートの仕事を続け、3年前に今の保険関係の仕事に就いた。

 「虐待の連鎖」を信じるミホさんは、親ガチャについて次のように述べる。

 「私は、「虐待する親」がそうじゃないかという認識です。親に恵まれなかった子どもは外れで、そもそも愛してくれる親はみんな大当たりなんです、私からすれば。私は子どもを愛せるか分からないから、私が親だったら外れじゃないですか」。現在も親からの虐待が、フラッシュバックするミホさん。友人が子どもに可愛い服を着せたり、子どもを抱きしめてあげたり、手をつないだりしたという話を聞いたとき、「私はそれを、してもらったことがなかったな」と、感じるという。ミホさんは、「私が持っていないものを、子どもに与えなきゃいけないということは、絶対に辛くなると思うんです」とし、夫と結婚する時に、子どもを持たないことを2人で決めた。「親ガチャは、虐待を受けたコミュニティで発生した言葉だと思っていて、親ガチャはあると思っています。実際にあるなって身に染みているので。でも今は、親の経済状況にまで発展しちゃってて、それは違うんじゃないかなと思うんですよ」。例えば親の収入に関して、「親ガチャ失敗した」という投稿を見たとき、心苦しく感じるという。「私的には、親で辛い思いをした人に出会ったときに、「親ガチャ失敗しちゃうこともあるよね」、という慰めとか共感に使ってるだけで、今の広がり方はおかしいとずっと思ってました」と、心境を明かした。

 現在の休職には、母から受けた完璧主義という教育が影響している。ミスをすると口を聞いてもらえず、手が飛んでくることもあった。ミホさんは「失敗が怖くて、大きな責任を任せられることも怖い」と話す。仕事をストレスに感じていなくても、急にご飯が食べられなくなり、吐き気が続いた。虐待の影響で、今も苦しむミホさん。しかし、そんな母との関係が変わりつつある。かつては体調を崩すと、「何やってんの、馬鹿じゃないの」と、辛辣な言葉を浴びせてきた母だったが、今は「大丈夫なの、しっかり休みなさい」と、電話で心配される。「母との縁を切りたくて頑張ってたんですけど、母は縁を切られることが無理みたいで、色んな手で接触してくる人で。あと母も年を取って丸くなって・・・」。母の変わり様に、「人って、こんなに変わるんだ」と、驚きを隠せなかった。現在は「多少警戒しつつも、数か月に1回ぐらい電話するぐらいなんですけど・・・。今度は母が、弟の近況を愚痴交じりで言ってくる」、という関係にあるという。

 そんな母について、ミホさんは「全面的に、すごい仲良い普通の親子みたいになれるといったら無理なんですけど。母の気持ちも分かるし、母が今変わってきてもいるので。まぁ連絡取ったりするなら・・・、って感じですね。難しいですね、親子ってね」と語った。ということです・・・。

 これはね( ̄0 ̄)~、難しい内容であります(・_・)(._.)。「親ガチャ」ということばは、以前聞いたことがありましたが、深く掘り下げて考えることも無かったのですが・・・。確かに裕福な家庭に生まれ、親の愛情を受けて成長するのが一番いいのですが・・・。ここ近年、子どもへの虐待の問題も全国的に報道されています。行政側の、虐待を受けた子どもに対する保護制度も、なかなかスムーズに機能出来ないくらい、さまざまな問題を抱えていますね。いろいろ考えると結局のところ、人間努力しかない・・・、ということでしょうか???。
 気象庁1か月予報、残暑が和らぐ兆しなし、台風の発生にも注意!!!
 「ウェザーニュース」さんによると、今日17日(木)、気象庁は8月19日から9月18日までの1か月予報を発表しました。太平洋高気圧の勢力が強く、9月に入っても広い範囲で厳しい残暑が続く見込みです。降水量は全国で概ね平年並みとなると予想しています。ということです・・・。





「ウェザーニュース」さんのホームページから。
 今回の台風7号の影響は、こと新幹線の運行には現在でも続いている(゚o゚;ようです。また台風による災害が発生した地域では、目を覆いたくなるような状況が・・・。これから本格的な「台風シーズン」を迎えると思うと、具合が悪くなりますね。自然災害に対する考え方、もう少し慎重にということでしょうか???。気をつけたいものです。

 それでは、(-_-)zzzなさい。あしたもいい日でありますように・・・。

モバイルバッテリーを使う際にやってはいけないこと、「寿命」を縮める恐れも!!!

2023-08-16
 「ITmedia Mobile」さんによると、SNSや情報収集、カメラに決済と、今や生活必需品になったスマートフォン。そのバッテリーが出先でなくなることほど、絶望感や焦燥感を味わうことはありません。そんな事態を避けるためにも、モバイルバッテリーを活用している人は多いでしょう。ただ、このモバイルバッテリー、あまり意識することはないかもしれませんが、使い方1つで寿命を伸ばしたり、逆に短くしてしまったりということもあります。そこで今回は、モバイルバッテリーを使用する上で注意したいポイントをまとめてみました。

 ●1.モバイルバッテリーを充電しっぱなしにしない
 
 モバイルバッテリー自体を充電する場合、基本的にはACアダプターを利用すると思いますが、普段持ち歩かないからといってACアダプターにつないだままにするのは避けたいところです。最近のモバイルバッテリーでは過充電の防止機能が備わっており、満充電になると電力供給が停止するものがほとんどです。このため、ACアダプターを挿しっぱなしにしていても発火したり、爆発したりといった心配はほぼないのですが、古いモバイルバッテリーなどではこの機能がない場合があります。ただ、機能自体が故障するということも考えられ、満充電の状態でもさらに充電をしようとする「過充電」という状態は、バッテリー劣化の原因となります。また、モバイルバッテリーに一般的に利用される、リチウムイオンバッテリーは電解液で満たされています。この電解液、バッテリーの残容量が多いほど分解されやすい傾向にあります。このため、ACアダプターを挿したまま長時間満充電の状態が続くと、それだけバッテリーの劣化が進む要因となります。こうしたことから、モバイルバッテリーの充電が終了したら、速やかにACアダプターを外しましょう。

 ●2.モバイルバッテリーを使い切った状態で放置しない
 
 モバイルバッテリーを充電しっぱなしにするのもだめですが、バッテリー残量がない状態で放置するのもバッテリー劣化の原因となります。「過放電」という状態ですが、この状態が長く続くと、最終的には充電が行えなくなることもあります。モバイルバッテリーは使っていなくても自然放電しているので、長期間保管する場合には、定期的に残量を確認し、いざというときに使えるように、80%程度の残量を維持するようにするといいでしょう。

 ●3.高温になる場所に置かない

 モバイルバッテリーは、高温状態が続くとバッテリー劣化の原因となります。これはモバイルバッテリーに利用されるリチウムイオンバッテリーが、高温にさらされることで内部の化学反応が加発になり、リチウムイオンそのものの減少につながるためです。特にこの夏の時期は、アウトドアでバーベキューの火の近くに置いたり、うっかり直射日光が当たるテーブルの上に放置してしまったりということも起こりがちです。真夏の車内も50度以上、ダッシュボードでは70度以上になることもあるので注意が必要です。

 ●4.スマートフォンを充電しながら使わない

 スマートフォンのバッテリーが減ってきたので、モバイルバッテリーを接続して使い続ける。よくやってしまうことだとは思いますが。スマートフォンを充電しながら使い続けると、当然ながら充電時間が伸びてしまいます。充電中はモバイルバッテリーも発熱しますが、充電時間が伸びれば当然ながら発熱している時間も増えることに。先に書いた通り、モバイルバッテリーは熱に弱いので、発熱する時間が長引くのは避けたいところです。できれば、充電中はスマートフォンを操作しないようにした方がいいでしょう。

 ●5.モバイルバッテリーを破棄する方法

 最後に、これはモバイルバッテリーを使用する上での注意点ではありませんが、モバイルバッテリーを使うなら正しい破棄の方法は必ず知っておいてほしいと思います。まず大前提として、モバイルバッテリーを燃えるごみとしては絶対に捨てないでください。これは燃えないからという理由ではなく、非常に危険だからです。ごみ収集時などにバッテリーに圧力がかかることで発火の危険もあり、人命にかかわる事故につながりかねません。では、燃えないごみや資源ごみとして出せるかというと、これは自治体によります。例えば、名古屋市などは市が回収してくれますが、これはかなり例外で、ほとんどの自治体では回収不可となっています。このようにごみとしては処分できないモバイルバッテリーですが、リサイクルマーク(スリーアローマーク)があり、かつ小型充電式電池のリサイクル団体である、「JBRC」の会員企業が製造したものであれば、家電量販店やホームセンターなどに設置されている回収ボックスに出すことができます。ネットなどでも検索できるので、近所に設置されている場所がないか確認してみましょう。リサイクルマークがない、あるいはJBRC会員企業のものではない場合、メーカーに問い合わせるか、不用品回収業者に引き取ってもらうことになります。ということです・・・。

 む~ん( ̄0 ̄)、ここに掲載さている内容はおおよそ理解している内容であるとは思いますが、使用するタイミングなどでなかなか守れないのが現実であります(・_・)(._.)。特に1.や3.や4.など車中にて使用する時はこのような状況下で使用する時もしばしば。5.の廃棄については、店舗の「回収ボックス」にて適正に廃棄したいものです。まちがっても「普通ゴミ」の中に、混入させないようにしたいものですね。
 北日本を中心とした7県に熱中症警戒アラート、明日8月17日(木)対象!!!
 「ウェザーニュース」さんによると、明日17日(木)の北日本は雨が降りやすく不快な蒸し暑さとなります。熱中症警戒アラートの対象地域では、暑さ指数(WBGT)も高くなり、熱中症のリスクが上昇するところがあるので、エアコンをつけたり、こまめな水分補給・塩分補給を行うなどの対策を、しっかりと行ってください。十分な睡眠と栄養補給も、熱中症予防の基本です。ということです・・・。



「ウェザーニュース」さんのホームページから。
 台風7号は日本海へと進んでいますが、一部の地域で大雨になるなど、なかなかスッキリとした「台風一過」とはなっていない( ̄0 ̄)ようです。あしたも、気温は高めの状態で推移するようなので、熱中症対策など気をつけたいものです。

 それでは、(-_-)zzzなさい。あしたもいい日でありますように・・・。

「認知症保険」では、認知症の備えにはならない!!!

2023-08-15
 高齢医療のプロが、「保険金の支払い条件」に首をひねる理由!!!
 「プレジデント社」さんによると、

 ■家族に迷惑をかけたくなければ、加入すべき?

 先の通常国会で、認知症基本法(共生社会の実現を推進するための認知症基本法)が成立した。厚生労働省の研究班による推測では、2025年には5人に1人、700万人が認知症になると言われていることからも、認知症の人が希望を持って暮らせる共生社会を築けるよう、国と自治体に対策を取り組ませることを定めた本法の成立は、一歩前進と言えるだろう。とはいえ、国民の認知症にたいする認識は、まだまだネガティブなものが少なくない。

 「認知症になったらどうしよう」
 「家族に迷惑をかけるのではないだろうか」

 認知症になって要介護状態となった場合、そしてその出費などを考えて、このような不安にかられてしまう人もおられることだろう。不安な人が増えてくれば、その不安を商機ととらえて、商品を開発する人たちも増えてくるのが世の常だ。じっさい昨今、保険会社からは「認知症保険」なる商品が、相次いで発売されている。

 そしてこれらの保険会社の広告には、「経済的負担が大きい認知症介護に、手厚く備えられます」とか、「人生100年時代の今だからこそ、ご自分や家族のために今から備えておきませんか?」といった文言が踊っているものだから、これらを見ればみるほど、よりいっそう不安にかられて焦る人が増えてしまっても、無理からぬことであろうとは思う。

 ■そもそも認知症とはなにか

 しかしこの「認知症保険」なるものは、本当にこれらの人たちの不安を解消してくれるものなのだろうか。これによってどれほどの安心が「買える」のだろうか。この保険商品を購入しておかないと、将来かなり困った事態に陥ってしまうのだろうか。本稿では、数ある「高齢社会向け商品」として、市中で売られているもののなかでも、保険、とくにこの「認知症保険」について考えてみたい。

 さまざまな保険会社から発売され、その各々の商品は会社によって多少の違いはあるが、多くの場合、保険料は毎月8000円程度で、いわゆる「掛け捨て」のようだ。そして保障はというと、これも商品によって多少の違いはあるものの、医師に認知症と診断され、さらに要介護1以上の場合に「一時金」として、100万円〜500万円の保険金が支払われる商品が多いようである。最大で1000万円を保障する商品も登場している。

 ではそもそも、認知症とはなにか。冒頭にて触れた認知症基本法によれば、「アルツハイマー病その他の神経変性疾患、脳血管疾患その他の疾患により、日常生活に支障が生じる程度にまで認知機能が低下した状態、として政令で定める状態をいう」と定義されている。すなわち「認知症」は病名ではなく、状態であるということである。

 ■諸条件を満たせば、一時金100万円がもらえるが…

 そしてこの定義にもあるように、認知症は、よく知られているアルツハイマー病だけでなく、それ以外の疾患や服薬によっても引き起こされ得るものであるため、保険加入の際には医師の診断書は不要で、簡単な告知書のみでよいとされてはいるものの、過去に脳血管疾患、脳腫瘍や水頭症、てんかんやパーキンソン病、うつ病、統合失調症、アルコール依存症などの診断・治療歴がある場合は、加入できないことがあるので注意が必要だ。

 さらに商品によっては、心筋梗塞や心房細動、弁膜症、狭心症といった循環器疾患、パニック障害や神経症、心因反応などの既往もないことを、加入の条件としているものもあるため、まず加入の段階で対象者はかなり選別されることになる。気になる保障についていえば、ある商品では「初めて認知症と医師により確定診断されたとき」に、「認知症一時金」として100万円が支払われるとされている。まず、「軽度認知障害」と医師により確定診断されたときに、「軽度認知障害一時金」として5万円が支払われる、その後初めて認知症と確定診断されたときに残りの95万円が支払われる、という2段階での保障を謳(うた)っているものもある。

 ■軽度認知障害の診断は、かかりつけ医でも困難

 この軽度認知障害というのは、(MCI:Mild Cognitive Impairment)と言われるもので、記憶力や注意力など認知機能に若干の低下がみられるものの、日常生活に支障をきたすほどではない状態、いわば健常と認知症の中間の状態のことを指す。最近この軽度認知障害への保障を、「売り」にしている商品もちらほら見かけるが、例えば前記の確定診断がつけば5万円という保障は、いったいどれだけの意味があるといえるだろうか。そもそもこの軽度認知障害の診断をつけるのは、街の多くの「かかりつけ医」では困難であると思ったほうがいい。神経内科の専門医など、認知症の専門知識とスキルを十分に持ち、経験豊富な医師であれば不可能ではないかもしれないが、一般内科クリニックで、これらの専門医に出会える機会はそう多くない。

 つまり、「最近ちょっと変だから、かかりつけ医の先生に診断してもらえば保障が下りるかも」と、安易に考えてはいけない。「確定診断」の根拠が曖昧なままでは、保険会社も保険金を支払うのは難しいからだ。

 ■保険金の支払い条件は、かなりハードルが高い

 インターネットでは、血液検査で認知症が早期発見できる「MCIスクリーニング検査」を、勧めている医療機関のサイトがヒットする。この検査によって「診断」がつけば保障が下りるかもしれないが、この検査費用は健康保険の利かない自費で、その相場は安くても2万円はかかるようだ。すなわち、「診断」のための検査に2万円を払って診断がついても、受け取れる保険金はたったの5万円ということになる。専門医を探しまわったり、自費検査で診断をつけたりして、やっと5万円の保険金。それでも加入しようと思う人は果たしてどのくらいいるだろうか。

 残りの、保険金の支払い条件にも疑問符が付く。ある大手保険会社の商品では、「所定の認知症」の定義を「認知症高齢者の日常生活自立度判定基準」がIII、IV、Mのいずれかと判定されている状態」としている。厚生労働省が定めている基準だが、これはかなりハードルが高い。この基準におけるIIIとは、「日常生活に支障を来たすような症状・行動や、意思疎通の困難さがときどき見られ、介護を必要とする」もの、IVとはこれらの困難さが「頻繁に見られ、常に介護を必要とする」もの、さらにMは、「著しい精神症状や問題行動あるいは重篤な身体疾患が見られ、専門医療を必要とする」もので、最も進行した状態のことである。

 ■条件の軽さで、加入すると負担ばかり増すことに

 この商品は、この「所定の認知症」に該当し、かつ「公的介護保険制度の要介護1以上と認定されたとき」を保障の条件としているが、前者の条件に当てはまるような場合は、介護申請すればおそらく要介護1どころではない。つまりこの広告を見て、「要介護1で医師に認知症と言われれば保険金が下りる」などと、介護度の条件の軽さに目を奪われて加入してしまうと、せっかく保険料を払い込んでも、かなり重度の認知症とならないかぎり保険金が支払われず、負担ばかりが増えることにもなりかねないのだ。言葉は悪いが、日ごろ認知症の患者さんに携わっている私の目から見ると、これは釣り広告にも近いもので、たいへんな誤解を招く表現だと感じる。

 このような「認知症保険」は、売れているのだろうか。近所の保険無料相談窓口に「取材」をかけてみたところ、窓口の相談員は首を横に振った。「正直、売れているとは言ませんね。買われる人は70歳あたりの自営業者など、まだ現役で仕事をしている人が多い印象です。親の介護経験がある方などが、認知症で働けなくなったときのことを、心配されているのかもしれません」とのことだった。

 公益財団法人「生命保険文化センター」が、公表している2021年度「生命保険に関する全国実態調査」によると、認知症保険の世帯加入率は6.6%で、現状ではけっして高くはないようだ。

 ■民間保険で、賄う社会は健全なのか

 「5人に1人が認知症」になる時代とはいえ、自分がその1人になるかわからないだけでなく、さらに支払い条件を満たす状況になるのかは、かなり不透明だ。それに対してこれだけ高額の掛け捨て保険料を払い続けるメリットはあるのか。そもそも認知症になるまで、この保険料を払い続けていけるのか。個人的には、その余裕があるなら他に使途があるのではないかと思ってしまう。そもそも高齢になれば、病気やけがなどで医療費がかかる場面は増えてくる。要介護状態ともなれば、自宅で過ごし続けることが困難となって施設に入るということもあるだろう。ただ医療にも介護にも、現在公的保険制度が存在している。それでもカバーしきれない部分について保険会社は、「民間保険で賄いましょう」と商品を開発、販売しているのだろうが、果たしてそれは社会の仕組みとして健全なものと言えるだろうか。私はそうは思わない。医療も介護も、超高齢社会となった昨今の日本において、ややもすると「お荷物」、無駄な出費とされがちであるが、それは大きな間違いだ。これらは、この国に生きるすべての人において当然に必要不可欠かつ最重要なインフラであって、けっして削られるべきものではない。

 ■自己責任化が進む、日本の末路

 そればかりではない。これらは、けっして財力の多寡で受けられるサービスに、差を生じさせてはならないものだ。私たちは法のもと平等であり、その生存権は憲法第25条で国家が保障するよう規定されているはずだ。国家がその責任を放棄し、あとは自己責任と自助努力でなんとか賄えという社会は、あまりにも冷たく歪んでいるとは言えないだろうか。

 この「認知症保険」について言えば、これだけ高額な保険料を掛け捨てで支払える財力の無い人にとっては別世界の商品である一方で、支払える財力のある人にとっては、わざわざ買わなくても良い商品だ。この商品は、まさに国家が負うべき責任を放棄してきた現状、社会が生み出したものの典型とも言えるのではなかろうか。いや、むしろこの商品は、私たちに公的保険制度とはなにか、そして自助・自己責任社会に突き進む、「臨死期の民主主義国家」のもとで、企業がいかなる商売を生み出すのかについて考える機会を与えてくれる、「教材」としては、案外「スグレモノ」と言えるのかもしれない。ということです・・・。

 まぁ・・・、そうですね~。実はわたしもこの「認知症保険」、加入しています。なぜかというと、わたしの母親が認知症を発症していまして、わたしもその可能性が・・・、と思いまして。本文中の内容・・・、そのように「なればいいなぁ」とは思いますが、現実はそうではありません( ̄0 ̄)(・_・)(._.)。これからの時代、後期高齢者が増え続け国の負担が増えるのは必至であります。北欧の一部の国みたいに高額な税金を支払って、「医療にかかる費用は無料」ですみたいな制度がない限り、自分自身で考え高齢になる時への備え、おのおので方向性は違っても、必要であることは言うまでもありません。
 台風が去っても注意、明日は東海、明後日は九州・四国で強雨!!!
 「ウェザーニュース」さんによると、明日は台風が日本海を少し速度を上げながら北上します。台風に向かって南からは湿った空気が流れ込むため、西日本から東日本の太平洋側は雨雲が発生しやすくなる見込みです。特に台風の周囲にのびる雨雲の帯、「アウターバンド」の延長線にあたる、東海地方で雨雲が発達するとみられます。山沿いを中心に局地的には1時間に40mmを超えるような、激しい雨の降る可能性があり、道路冠水や中小河川の急な増水などに注意をしてください。

「ウェザーニュース」さんのホームページから。
 明後日は、九州や四国などで大雨のおそれ!!!
 明後日17日(木)は、沖縄付近の低気圧がゆっくりと北上する予想となっています。低気圧と太平洋高気圧の間で南寄りの風が強まり、湿った空気が次々に送り込まれる見込みです。上空には気圧の谷が進んでくるため、九州や四国、中国では大気の状態が不安定になり、局地的に雨雲が発達します。非常に激しい雨の降るおそれがあり、大雨による土砂災害や河川の増水などに警戒が必要です。ということです・・・。



「ウェザーニュース」さんのホームページから。
 台風7号、西日本の各地に甚大な被害をもたらしました( ̄0 ̄)。その規模からも、ここまでの被害になることは想像出来なかったというのが本当のところでしょうか???。これからは、ふだん自然災害が少ない場所でも、油断してはいけないということ・・・、思い知らされたような気がします。

 それでは、(-_-)zzzなさい。あしたもいい日でありますように・・・。
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