充填工法
工法の概要と特徴
0.5mm以上の比較的大きな幅のひび割れの補修に適する工法で、ひび割れに沿ってコンクリートをカットし、その部分に補修材を充填する方法のことをいいます。この工法は鉄筋が腐食していない場合と鉄筋が腐食している場合とで補修の方法が異なります。
(1) 鉄筋が腐食していない場合
図1に示すようにひび割れに沿って、約10mmの幅でコンクリートをUまたはV形にカットした後、このカットした部分にシーリング材、可とう性エポキシ樹脂およびポリマーセメントモルタルなどを充填してひび割れを補修する工法です。U形にカットする場合は、ひび割れを挟んで両側にカッターで溝を切った後、その間のコンクリートをはつり取る方法で実施されます。 これに対して、V形にカットする方法として、最近では円錐状のダイヤモンドビットを電動ドリルの先に付けてひび割れに沿って削る方法が考案されています。V形にカットする方法は簡便ですが、ポリマーセメントモルタルを充填する場合には充填したモルタルの剥離、剥落を生じ易いので、U形カットを採用するのがこの工法では一般的です。
0.5mm以上の比較的大きな幅のひび割れの補修に適する工法で、ひび割れに沿ってコンクリートをカットし、その部分に補修材を充填する方法のことをいいます。この工法は鉄筋が腐食していない場合と鉄筋が腐食している場合とで補修の方法が異なります。
(1) 鉄筋が腐食していない場合
図1に示すようにひび割れに沿って、約10mmの幅でコンクリートをUまたはV形にカットした後、このカットした部分にシーリング材、可とう性エポキシ樹脂およびポリマーセメントモルタルなどを充填してひび割れを補修する工法です。U形にカットする場合は、ひび割れを挟んで両側にカッターで溝を切った後、その間のコンクリートをはつり取る方法で実施されます。 これに対して、V形にカットする方法として、最近では円錐状のダイヤモンドビットを電動ドリルの先に付けてひび割れに沿って削る方法が考案されています。V形にカットする方法は簡便ですが、ポリマーセメントモルタルを充填する場合には充填したモルタルの剥離、剥落を生じ易いので、U形カットを採用するのがこの工法では一般的です。