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トヨタ社長交代、なぜ豊田章男氏はトップの座を降りたのか???

2023-01-29
 「ITmedia NEWS」さんによると、トヨタ自動車が1月26日に新人事を発表4月1日から、現レクサスとGRのトップを務める佐藤恒治氏が社長に、現社長の豊田章男氏は、代表取締役会長に就任する。同社は16時からライブ配信にて、豊田氏の口から、社長交代に至った経緯などを説明したが、そこで語られたのが「クルマ屋の限界」、というフレーズだった。

 自動車業界は、100年に1度の大変革期を迎えており、電動化コネクテッドモビリティサービスの波が押し寄せている。豊田氏も2018年のCESにて、「トヨタをモビリティカンパニーへと変革する」と宣言し、ハイブリッドだけでなくEV、FCV(水素電池自動車)車の投入、モビリティサービス専用車「e-Palette」構想、サブスクリプションサービス「KINTO」の提供、実験都市「Woven City」の建設など、モビリティカンパニー化を牽引してきた。

 その一方で、豊田氏は大の車好きとしても知られており、国際C級ライセンスを持ち、「モリゾウ」というプロのレーシングドライバーの一面を持つ。自らハンドルを握るマスタードライバーとして、トヨタ車の味付けにも深く関与しており、スポーティーな走りができる車種が増えたのも、同氏の影響が大きい。いわゆる「カーガイ」のキャラが色濃い同氏が、配信で何度も口にしたのが、先ほどの「クルマ屋の限界」というキーワードだ。「クルマ屋だからこそ、トヨタの変革を進められた」、「執行トップでもあるし、マスタードライバーでもあり、商品化決定会議の議長でもある。内山田会長とともに商品づくりをしてきた」としつつも、「どうしても最後は、クルマ屋の枠を出ないクルマづくりに向かっていたと思う。「I Love Cars」の情熱が強いゆえに、デジタルかつ電動化、コネクティビティに関して、私はもう古い人間だ」、「未来のモビリティはどうあるべきかという、新しい章に入ってもらうためには、私自身が一歩引くことが今必要ではないか」(豊田氏)との判断に至ったという。

 ●佐藤氏はどんな人物か

 そんな豊田氏の後を継ぐ佐藤氏だが、選任には4つの理由があるという。1つ目は、「トヨタの思想、技、所作を身に着けようと現場で必死に努力してきた人物。トヨタのトップはその体現者であって欲しい」、というもの。もう1つは、「クルマが大好きだから」、だと豊田氏は語る。佐藤氏は、エンジニア畑出身で、カローラやプリウスの部品開発に携わったのち、2003年からレクサスを担当。「LEXUS LC」の、チーフエンジニアなども務めた。「ドライバーを笑顔にする、クルマを作るのが大好き」といい、マスタードライバーの豊田氏と、向き合い続けてきた人物だ。「東京オートサロン2023」では、佐藤氏が最近勢いで「AE86」を購入し、そのことばかり「Facebook」に投稿していると、豊田氏にバラされた一幕もあった。

 これに加わるのが「若さ」と「チーム経営」だ。佐藤氏は53歳、豊田氏が2009年に社長に就任したときと同じ年齢で、「正解がわからない時代に変革を続けるには、トップが現場に立ち続ける必要がある。それには体力と気力と、情熱が欠かせない」(豊田氏)という。また、佐藤氏のもとには優秀なチームが揃っており、「一人で経営しようとせず、チームで経営して欲しい。彼だけではなく、多様な個性を持った多くの仲間を、13年間育ててきた。未来を創るイノベーションは、多様な個性が同じ目的に向かった時に、生まれると思う」と持論を述べた。

 佐藤氏率いる新チームのミッションは、豊田氏が成し遂げきれなかった、トヨタをモビリティカンパニーに、「フルモデルチェンジ」させること。「ここまでは、私の個人技で引っ張ってきたが、今後トヨタがさらに成長していくためには、私からちょっと離れたところで、チームが適材適所で力を合わせてやっていくことにかけたい。若い新チームに、ぜひともご期待いただきたい」(豊田氏)と期待を寄せた。交代後、豊田氏は佐藤氏を中心とした新チームのサポートに徹し、社内では取締役会の議長と、マスタードライバーに注力。クルマがトヨタ、レクサスの味になっているかを、今後もチェックするという。社外に対しては、トヨタだけではない自動車産業全体の支援に回る。

 ●なぜこのタイミングでの交代なのか

 なお、佐藤氏によると社長の内示が言い渡されたのは、2022年末にタイで行われた耐久レースの現場。豊田氏から「ちょっとお願い聞いてくれる?社長やってくれない?」と、唐突なものだったという。両氏は、マスタードライバーとクルマ開発者として同乗したり、現場のメカエンジニアと一緒にいる場面が多く、社長室などではないレース現場での内示は、その延長線上だったと豊田氏は振り返る。また、このタイミングで、内示を出した件について豊田氏は、初代プリウスのチーフエンジニアであり、現会長の内山田竹志氏の退任意向と、13年かけて作り上げた「土台」も関係するという。内山田氏は、「今のチームはうまく行っているが、その状態で1年1年過ごしていって、この変革期に新しいモビリティーカーボンニュートラルが実現できるのか。75歳という物理的年齢が、見えてきたのが大きなきっかけの一つ」と語る。豊田氏は当初、会長就任に乗り気ではなかったようだが、話し合いの末、後任を申し出たという。内山田氏は「(豊田氏には)、日本の産業界全体に大きく羽ばたいてもらいたい。そのためにはトヨタ自動車の会長という役割に、ふさわしいものがセットであるべき」と語った。

 豊田氏は社長就任直後から、リーマンショック、赤字転落、米国でのリコール騒動、東日本大震災が次々に降り掛かった。この危機を乗り越えるべく、内山田氏とともに商品経営と地域を軸にした経営にシフト。「TNGAプラットフォームの開発カンパニー制の導入を実施し、それまでの画一的な、「グローバルマスタープラン」ベースのクルマづくりから、各国の地域ごとに最適な車種を投入できるようにした。結果、社内体質の刷新とともにメンバーの意識も変わり提案の軸にブレがなくなったという。こうした「メンバーづくり」に加え、トヨタの思想を明文化した指針を整備するなど、次世代にバトンを渡す土台をようやく築けたとしている。

 ハイブリッドで、電動化時代を切り開いたトヨタだが、EVに限っていえば、諸外国から遅れを指摘されることも増えている。同社はハイブリッド、「FCV」、「PHEV」などフルラインアップで、各国のエネルギー需要に応えると宣言しているが、激動の自動車業界で10年後も、トップランナーであり続けられるのか、佐藤氏を含む新チームの手腕が試される。ということです・・・。

 む~ん( ̄0 ̄)、日本の企業の社長の交代で、さまざまな「メディア」に取上げられる企業も数少ないとは思いますが、さすが「トヨタ」さんですね。かなり前の話になりますが、「マイクロソフト」の創業者の「ビル・ゲイツ」さんが、「パーソナルコンピュータ」は、いずれ「家電と融合(゚o゚;」すると言われていましたが、現代においてはまさにその通りとなっています。自動車においても、今までは「内燃機関」を主体に作られてきましたが、これからは「水素」、「電気」、「ハイブリッド」などなど、またこれに加え「コンピュータ」により、さまざまな「通信」をしながらの、総合的に制御される機械になっていくのだろうと思います。

 わたしが自動車の運転免許を取得したのは、昭和57年の春のことですが、現在においては、当時の自動車の面影は当然のことながらみじんもありません( ̄0 ̄)(。・・)。ただね・・・、正直なところ若いころに慣れ親しんだ自動車のほうが、いまだに好きなのは言うまでもありません・・・。「ステアリング」はクソ重たくて、「窓の開閉」は人力、「クーラー」は入れると「走らない」し「燃費も極端に悪くなる」、「走行音」や「排気音」など騒がしいし、古くなると例外なく、車体に「さび」が発生して穴が空くし、その他もろもろ書ききれないほどでありますね~(・_・)(._.)。

 現代の自動車は、「ひじょ~に」楽であります。どんな状況下でも「電源ボタン(ハイブリッド車の場合)」ひとつで、「電源オン」、必要ならば「エンジンが始動」し暖機運転、「ステアリングヒーター」や「シートヒーター」が作動して、「高齢者にとって」は、快適そのものであります(・_・)(._.)。でもね・・・、ここでふと思うことは、あまりにも便利すぎて(手がかからない)もの足りない・・・、そう感じることもあるのは事実なんです。時代の進歩である、と言ってしまえばそれまでですが、いかがなものでしょうか・・・。
 福岡県警察交通安全カレンダー!!!
 「福岡県警察」さんの、1月の「交通安全カレンダー」です。安全運転を、お願いいたします。









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 「福岡県警察」さんの、2月の「交通安全カレンダー」です。安全運転を、お願いいたします。









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 さてさて・・・、新型コロナ感染症の新規感染者数・・・、全国で「44729人」が確認され、福岡県内で「2099人」、うち福岡市で「491人」、北九州市で「415人」、久留米市で「140人」、その他県内で「1053人」、ということです・・・。12日連続で、前の週の同じ曜日を下回りました。また、「死亡者」は「3人」となっています。基本的な感染対策を、よろしくお願いいたします。

 それでは、(-_-)zzzなさい。あしたもいい日でありますように・・・。
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