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スシローも対応に追われる、回転寿司店での「迷惑行為」、その背景と回転寿司業界の今後!!!

2023-02-13
 「All About」さんによると、このところ、飲食店における迷惑行為」が、物議を醸している。イタズラ動画をインターネット上にUPして、面白がっている人が悪いのは当然として、こういった行為がなぜ、「回転寿司店」に集中しているのか、今後の回転寿司業界はどうなるのか探っていきたいと思う。

 回転寿司ならではのビジネスモデルが起因か

 まず、筆者が回転寿司店に足を運んで感じているのは、極端に従業員との接触が減っている、ということ。それこそ入店から退店まで、一度も従業員と接触することがない店舗も増えてきている。コロナ禍での取り組みとして、大きく評価を得ていたことではあるものの、それが今回の事件の要因のひとつではないかと思う。回転寿司のビジネスモデルでは、安価に寿司を提供する最後の切り札が、「人件費の削減」である。人を増やし監視の目を厳しくすれば、こういった行為の抑制につながるとは思うが、それでは値上げをせざるを得ない。機械化によって、「食の安心・安全」が脅かされることになるとは、考えていなかったのかもしれない。

 ただ、いまのシステムで「食の安心・安全」が、守れないのだとしたら、企業としては対策を打ち出す必要がある。迷惑行為をする客が悪いとしても、何もしなければ今回の件で回転寿司に行くのを、やめてしまった人々が戻ってくることはないからだ。スシローでは被害を受けて、当該店舗と近隣店舗において、調味料、箸など従来テーブルに置いてあった物が一カ所に集められ、客がそれぞれ席に持っていく方式を採用。また、客席とレーンの間にアクリル板を設置し、迷惑行為が発生しにくい状況を作るとを発表した。迅速な取り組みとして評価をすると共に、今後どのような形で全店に普及させていくのか注視したい。

 実際にイタズラ対策をしている回転寿司店もある

 ちなみに、実際にレーンにイタズラができないように対策を取っている回転寿司店もある。

 「流れ鮨」というシステムをとっている店では、厨房で作られた商品が透明なトンネル状の筒の中を通って客席まで運ばれる。その間、商品は完全に外部から遮断されており、誰も触ることができない。

 トンネルの中にレーンが

 アメリカ・カリフォルニア州など、食品衛生管理が厳しい地域では、トンネルの中にレーンがあり、寿司が空気に触れないようになっている。また、今回スシローがレーンと客席の間にアクリル板を設置したのと同様に、オーダー専用レーンを通過中の商品が触られないように、客席とレーンの間に隙間なく仕切りを設けている店もある。注文した商品は、自動に開閉する扉から提供されるので、万が一にもイタズラされる心配はない。このように、一部の回転寿司店ではシステムによって、迷惑行為が発生しない環境がすでにでき上がってはいるのだが、もちろんこれらを導入するには莫大な費用がかかってしまう。特に大手回転寿司チェーン店は全国に500、600店舗もあるため、すぐに全店導入というわけにはいかないところが、各社頭が痛いところだろう。ただでさえ、業界全体が値上げや不祥事の影響が後を引き、客数減に苦しんでいる状況にある中、さらなる値上げで費用を捻出するといったことだけは選べない。

 飲食業界では、「食の安心・安全」を第一義に掲げる企業が多いが、それを守るための努力も企業の評価につながる。回転寿司のように薄利多売の業態においては、設備投資のしわ寄せがダイレクトに客に来ることは多い。つまり、被害は我々一般客にまで及ぶことになるだろう。かっぱ寿司では、従業員の巡回強化や迷惑行為に対する注意喚起、防犯カメラの活用、寿司カバーの導入などを検討しているというが、全企業がどういった対策をいつ実施するのか、その取り組みいかんで、業界の勢力図がガラリと変わってしまうかもしれない。そこにどれだけのコストをかけ、どれだけの時間と労力を割くのか。ここなら安心して回転寿司を楽しめると、消費者に一番浸透した企業が、一年後に業界トップに君臨している可能性は高いと思っている。

 これからの回転寿司はどうなるのか???

 では今後、回転寿司業界はどうなっていくのだろう???。今回の「迷惑行為」騒動で、注文商品のみをレーンに流すと発表したスシローや、現在オーダー専用レーンしかない、「回らない回転寿司」を標榜する魚べい、またこのシステムの全店導入を目指すはま寿司など、「回す店」と「回さない店」に、二分されるだろう。どちらもそれぞれ良いところがあり、どちらのスタイルも存続していくことと思う。

 「回さない店」では、注文レーンを流れてくる寿司にイタズラができない仕組みを構築すること、「回す店」ではくら寿司が採用している、抗菌寿司カバーの導入や監視の強化などアナログな取り組みが、必要になるかもしれない。

 グルメ回転寿司といわれる、レーンの中に寿司職人がいて握りたての寿司を提供する業態では、常に職人をはじめとした従業員の目が光っているため、今回のようなことは起きにくい環境にある。機械化を推進する店は機械の力で、マンパワーを推進する店は、人の力で問題解決をすることが求められるだろう。

 テーブルからは調味料や食器がなくなる???

 回転寿司は装置産業としての側面があり、これまでもさまざまな課題を、機械の力をもって解決してきた歴史がある。例えば、タッチパネルやオーダー専用レーンは、客のクレームのトップ3である、「注文品が来ない」、「注文品が届くのが遅い」、「注文品が間違っている」という、クレームを解決するために開発された。このシステムをいち早く導入したかっぱ寿司は、一気に業界のトップへと駆け上り大手回転寿司チェーンの全盛期を牽引した。ある意味、客のクレームや各種不都合を解決することで、進化をしてきた回転寿司業界にとっては、今回も機械やアイデアによって解決するのは、それほど難しくはないと思っている。ただし、飲食業界全体の問題として、卓上の調味料や食器類をどうするかという問題は残る。先述の通りスシローは簡易的な措置として、それらを一カ所に集めて、客がそれぞれ持っていく方式を打ち出したが、これも一案。昔は上下2段のレーンがあり、上には寿司が下には湯呑みだけが回っている、なんてレーンが流行った時代もあった。客が来店するたびに箸や食器を、従業員が持って行けば問題ないが、その人手をかけられないのが回転寿司の泣きどころ。合理化により、人件費を抑えることは命題として、客に協力を求めても良いかもしれない。例えば、マイ箸やコップを、持参する人には特典がつくなど、両者がWinーWinの関係になれるやり方もありだと思う。苦境が続く業界には痛手であった今回の事件だが、きっちりと乗り越えて新しい回転寿司のあり方を、提示できるチャンスと捉えることもできる。「さすが回転寿司!!!」と、感心される施策が各社より発表されるのを期待したい。
ということです・・・。

 う~ん( ̄0 ̄)、なるほどね~。今回の事件については、この「回転寿司」店にかかわらず、様々な飲食店に波及しています(・_・)(._.)。共有する「おはし」や「副食物」、「食器」など、心ない「ばかのおかげ」で置いておくことすらままならない状況ですね。まぁ・・・、でも考え方によっては、こういう問題が起きて、システム全体の改善につながるのであれば、それはそれでいいのかも知れませんが・・・。店舗の立場からいえば「なんともやりきれない」、そんな感じでしょうか???。
 あす14日~16日は真冬の寒さ、週末から春本番の陽気も、激しい寒暖差に注意!!!
 この先1週間、天気も気温もめまぐるしく変わりそうです。あす14日から16日にかけては、真冬のような寒さですが、週末から再び春を先取りした暖かさの日も。これまで以上に日によって寒暖差が激しく、天気もめまぐるしく変化しますので、ご注意ください。






「日本気象協会」さんのホームページから。
 あす14日~16日、日本海側は大雪や吹雪のおそれ!!!
 あさって15日(水)も、平地に雪を降らせる目安となる寒気が東日本をすっぽりと覆い、西日本も四国のあたりまで南下する見込みです。その後、16日(木)もまだ強い寒気が上空に居座るでしょう。







「日本気象協会」さんのホームページから。
 週後半から気温上昇、融雪注意、花粉も本格飛散へ!!!
 あす14日(火)午後から15日(水)は、北陸や北日本で大雪や猛吹雪に注意、警戒してください。16日(木)は雪や風はおさまりますが、上空の寒気は残るため、ぐっと冷え込むでしょう。

 太平洋側もあす14日(火)から16日(木)にかけて、晴れても真冬のような寒さが続く見込みです。東京や名古屋、大阪など、日中も10℃に届かず、凍えるような寒さでしょう。厚手のコートやマフラーなどがまだ活躍しそうです。ということです・・・。

「日本気象協会」さんのホームページから。
 まだまだ、気温の上下が続きそうです。体調管理を、しっかりとしたいものです(・_・)(._.)。

 さてさて・・・、新型コロナ感染症の新規感染者数・・・、全国で「9423人」が確認され、福岡県内で「289人」、うち福岡市で「69人」、北九州市で「74人」、久留米市で「22人」、その他県内で「124人」、ということです・・・。27日連続で、前の週の同じ曜日を下回りました。また、「死亡者」は「9人」となっています。基本的な感染対策を、よろしくお願いいたします。

 それでは、(-_-)zzzなさい。あしたもいい日でありますように・・・。
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